漫才書き起こし

かまいたち「ウエットスーツ」

あ、もしもし。本店ですか?あのですね、お客様がウエットスーツご試着になられてんですけども。あのピッチピチ過ぎて全く脱げない状態なんですよ。もう4時間くらい経ってるんです。相当しんどそうで

オイオイ

ちょっとお客様が、すいません

俺試着する前言ったよな?

はい

普段の洋服Lやから、Lサイズの持ってきてって

はい

お前持ってきたのこれサイズ何?

XSです

何で?

すいません

もうわざとやん

いやわざとじゃないんです

いやキッツいな思ってん着てる時。「でもウエットスーツってキツいんですよ」って言うから、いやそうなんかな?ってなるやん

僕もそのLサイズ持ってきてたと思ってたんですけど。バックヤードでどうやら間違えてXSを持ってたみたいで

いやわかるやん

いや、、

LとXSやで

はい

LとM間違えたんやったらわかるけど。、、XSやで?、、2個言ってんねん

はい。すいません

めちゃめちゃキツいで

そうですよね

もう各所のうっ血がスゴいねん

すいません

もうここなんか、食い込み過ぎて皮膚との段差ないやろお前?

すいません

見えるこれ?隙間?

見えないです

せやろ?

はい。すいません

んで何このポーズ?スパイダーマンみたいになってるやん

フフフフフフ

お前は笑うなよ。お前のせいでこうなってんで

すいません

4時間もこんな事

もう1回強引にいかせて下さい

ちょ、どういうこと

ちょっともう強引にちょっと

何?何?ちょ、やめ、、先がないやろ?こう脱げるか?こういうとこから、こう行く?

いやだから腕のとこから

何してんねんこんなとこ

腕、腕の方から

先がないやろて。こう脱げるか?止まるって。どういうイメージでやってる?

脱がそうと

俺脱ぎたいねんで?

はい

見た目のウエットスーツの部分減らしたいちゃうで?なあ?お前こういう場所が余計うっ血すんねん

すいません

戻せ

すいません

もうお前こうなるタイプの店員やな?1番使えへんねんそういう奴

すいません

ちょっともう、首からのもう1回だけやってみよう

いやこれでもお客様さっき苦しいって仰ったんで

我慢するから

いやちょっとやっぱりキツいと思います

このままやと脱げへんと思うから、1回いってみて

いやでも難しいと思うんで、、

大丈夫。思いっきりイケよ

相当キツかったんで。やった感じ、僕のやった感じ

どこで慎重になってんねん?さっきこんなんしてたやろお前?もう行け思いっきり

ちょっとやってみます

反動つけて思いっきり行ってみて。イテテ、ちょっと、ちょっと、やっぱやめよう

一旦やめて

(首の位置で一旦やめる濱家)

ここでやめるな。ここが1番苦しいねん。行け。反動つけて行け

ダッ

(一度脱げてまだ被した濱家)

なんで?なんで?

あっ、イケました?

今一瞬

あっ、あっ、コレであっ

めちゃめちゃこの辺楽になった

これじゃあもう、、

ちょっと進んだんちゃうかな?

あ、コレや。コレならイケそうですね?これ

お前こっからやって

ちょっと強引にいかせて下さい

ちょもう大丈夫。コレ脱げるわ

ちょっと、ちょっと、

イケるイケるもうイケるから

いかして下さい

目処が立ってんねん。もう脱げるっていう。こうなってんねん

もうもう、大丈夫。もう

いい、いい、じぶんでやるからいい。怖いねん、視野の狭い店員

僕的に、、

(山内の膝を床に強打させる濱家)

人によっては死んでるぞ

ちょっと、大丈夫やから

すいません

ちょっと待て。オラ。オイ。ちょっと一旦思い出せ。一旦思い出せ。俺客やぞ?今他の客来たらどう思うコレ?オイちょっと。うわー。ちょっと待て

(何度も山内の膝を床に打ち付けるアレクサ)

お前待て。膝の皿割れる。オイ。痛さと脱げ具合が割にあってへんねん

すいません。諦めましょ

どこで諦めてんねん

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アレクサマン柴田

お笑いに魅せられて自身のお笑い力を上げるため「アレクサマン柴田」を始める。アレクサを相方にした「アレクサ漫才」で世界を笑わせる!

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