どうもー
どうもTHIS IS パンと言います。お願いします
ありがとうございますねー。はい
あ、そうなんすよ。僕35になりまして
誰と喋ってるんですか?
そうなんですよ
すいませんね。一方的に
この年になるとね、オカンに迷惑かけたなと思うんですよ
あーそうでしょうね
中学くらいの時とかね、こう学校で悪さとかしたら
はいはいはい
ね?親も呼び出されて
あーあー
先生に謝るみたいな
ありましたね
あったでしょう?、、オカン。あの時ごめんやで
来てはんの?今日来てはんの?
はあーもう先生すいません。もうー
お世話になってます
家のマサハルがもうー本当に
いえいえいえ
時間作ってもらってもうー
あーいえ全然
謝りなさいアンタ。すいませんもう。すいません。すいません
(子供を深く高速で謝らせる母親)
お母さん。そんな、息子さん炊飯器の蓋みたいになってるんで。あんまり開けたり閉めたりしないで下さい
もう、よそったって下さい
何も炊けてないんです。息子さんの中では。すいません
もうホンマに。コレ何やらかしたんですか?
ちょっとクラスの女の子と喧嘩してしまいまして
女の子と喧嘩?
そうなんです
いやちょっと情けない。男の子がなんでアンタ女の子と喧嘩して
(激しく縦に息子を振る母親)
縦はいかないですよお母さん。新品のドレッシングやないんですから
(瓶の蓋を開ける動作)
開かない。息子は開かないです
だらしない格好してるでしょ?
まあまあその辺もね
腰でズボンを履きなさんなホンマに。え?ベルトをもっとアンタ締めて
(足で息子の腰を押さえて両手でベルトを引っ張る母親)
そんなお母さんギュンギュンに締めたら、息子さん砂時計みたいになりますよ?
すいません
(両足を地面に踏ん張って両手で思いっきりベルトを引っ張る母親)
そっから。そっからポキっと折れますよ。ねえ
何言うたんですか?本当にもう
何かちょっと「キツネみたいな顔してるな」ってみたいな、からかう様な事言ったみたいで。まあまあまあ
女の子にキツネ?それはあきませんもう
(息子を壁に立たせて目をつぶらせて、手を合わせて顔めがけて倒れていくゲームをする母親)
まあもうその辺にしといて下さい。お母さん。それはー。クラスメイトとやるやつです。親子でやってんの始めてみました。バクバクしてます。怖っわいです、怖い
もう、すぐ目つぶるんです
そらそうでしょ?ちょっと叱り方が独特なんです。もうお母さん、その辺にしといて下さい
なんでキツネなんて言うたん
まあまあまあそれは。それはまあまあまあ
えー?目が細いから?例えがねーしょうもない例えで
なんでキツネなんて言うたん?
まあまあまあ
目細いから。例えがねーしょーもない
んー、そこは何でもいいんです。そこはね
アンタ先生見習いなさい
何で?
もう先生ほら?バーンさっき言った。何でしたあの
(もう一度足で息子の腰を押さえて両手でベルト引っ張る動作をする母親)
あーえー砂時計?
(拍手喝采する母親)
いあー全然全然、全然。掘り返すようなことじゃことです。やめて下さい
(財布を探す母親)
何?何?何?
今手持ち持ってないんです
投げ銭大丈夫です。投げ銭の制度受けてないんで大丈夫です。やめて下さい
この子いい子なんです
もちろんわかってるんです。はい
昔ね、みんなで家族でおばあちゃん家行ったんです
まあはいはいはい
おばあちゃんの腰がこう曲がってるでしょ?
はいはい
それをねこの子、時計の角度が9:30みたいって
おーん
そんな例えできる子がなんでキツネなんて
例えなんでもいいんです。お母さん
(呪文を唱えるお母さん)
お母さん。結界張らないで下さい。息子さんに。漢字四文字の結界は張らないで下さい。こっち見ないで下さい。怖っわいです
口喧嘩したという事で
それがちょっと投げたボールが当たったという事もあったみたいでして
ボール投げたんですか?女の子に
まあはい。軽くなんですけど
先生。それはもうあきません
(オーディエンスに拍手を求めるお母さん)
お母さん。職員室で煽らないで下さい。何始めるんですか?
(大きな道具を持ってるお母さん)
絶対大掛かりな事してる。何ですか?お母さん。お母さん?
(イリュージョンで息子を消した母親)
消さないで下さいお母さん。息子さんを消さないで欲しかった。我々まだ仕事あるんです
あ、校長先生?
校長も出てきますよ。それ何事かと
あ、ハトです
ハト出さない。息子けしてハト出さない。お母さん。ちょっと息子さんどこ行ってもうたんですか?
後ろの掃除ロッカー。見たって下さい
どっから出てくんねん。もうええわ
どうもありがとうございました